便秘に悩む対処法にお茶

便秘に悩む人は多く、対処法もさまざまです。
食物繊維を豊富にとったり、適度な運動、あるいは最初から医者に任せて処方される薬に頼るなど沢山ありますが、どの方法もある程度の根気を必要とします。
その点お茶を飲むだけで便秘解消ができるならこれは願っても無い楽な方法です。
お茶はカメリア属チャから作られるものでこの中には紅茶、ウーロン茶などの発酵茶と抹茶などの不発酵茶が含まれます。
お茶にはカテキンが含まれ、カテキンは便のボリュームを増やしたり、便の臭いを軽減するのに役立ちます。
また厳密にはこれら以外のお茶はお茶ではなく本来生薬に分類されるべきものですが、煎じて飲むスタイルから習慣的にお茶と呼ばれています。
便秘解消に効果のあるお茶の代表と言えば、センナ茶やドクダミ茶などがまず上げられます。
センナ茶の主成分センナには大腸を刺激するセンノシドが含まれており葉には特に多く含まれるため医薬品として利用されます。健康茶として飲むセンカ茶は茎の部分を使用しています。
ドクダミ茶は日本でも古くからお茶代わりに使われてきました。
便秘以外にも解毒作用や抗菌作用があり万能茶とも呼ばれます。
センナ茶とドクダミ茶はいずれも十分な効果が期待できますが、その反面刺激が強く、とり過ぎには十分な注意が必要です。
比較的穏やかな効き目で人気の高いお茶にはシモン茶、杜仲茶、ゲンノショウコ茶、養麗健茶(ようれいけんちゃ)などがあります。
シモン茶にはヤラピンという食物繊維と相性のいい成分が多く含まれており、養麗健茶はタンパク質やビタミン、ミネラルなどを豊富な食物繊維と共に含んでいます。
いずれのお茶にも利点や逆に刺激が強すぎる、香りがあまり良くないなど長所、短所があります。症状や好みに合わせて徐々にとりいれて行くことが大切です。

便秘は漢方で体質改善と効果が期待できるプルーン

漢方では便秘を、下剤を直接使用するのではではなく体質を改善してゆっくりと治すべきものと考えます。
漢方で処方される薬のなかには水の不足を補い代謝を良くするもの、血液の循環を良くして腸を活性化するものなどがあります。
漢方ではまた、患者の体質や症状によってタイプを区別し、それぞれにあった処方をします。
証の合わない漢方を摂ることや効果を期待して一度に必要以上の量を摂取することは逆効果になる場合もあります。素人判断ではなくなるべく専門の漢方医に相談しましょう。
比較的体力のある中間証・実証の人には大黄甘草湯が良く用いられます。
漢方の便秘薬としては代特に表的なもので、市販されている便秘薬のほとんどにこの薬の成分が含まれています。
他には防風通聖散や三黄瀉心湯なども良く処方されます。
三黄瀉心湯は血圧が高く宿便のあるタイプに良く使われます。
一方、あまり体力のない人には桂枝加芍薬大黄湯を用いるのがもっとも一般的です。
膨満感や残便感の解消に優れた効き目を現します。 また便秘の人はどうしても下腹部に力が入り過ぎ、痔になりやすい傾向があります。
痔がある場合は緩やかに効く乙字湯などが良く用いられます。
高齢者や気分が沈みがちの方には穏やかな効き目の潤腸湯も良く処方されます。

便秘に効果が期待できるプルーン

プラムの一種であるプルーンは痙攣性、弛緩性いずれのタイプの便秘の方にも効果が期待できる食物です。
水溶性の食物繊維ペクチンが多く、ぜん動運動を整えるマグネシウム、カリウムもたっぷりと含まれています。
下剤ほどパワフルではありませんが緩下作用があり、痙攣性便秘で悩む人にも安心しておすすめできます。
乾燥したドライプルーンは程よく甘く、そのままでおいしく頂けますが最近はジャムやジュースなどもポピュラーです。
含まれている食物繊維の量はドライタイプのものが最も多くドライプルーン3個だけで約2gの食物繊維を摂取できます。
プルーンはちょっと苦手という向きには、ヨーグルトやシリアルなどと合わせてとるのもおすすめ、食物繊維をさらに効果的に摂取できるので効果的です。
一方で弛緩性便秘の人にもプルーンは強力な味方。
特に玄米酢にプルーンをつけたものを毎日食べるように習慣づけることで腸への刺激が高まります。
またプルーンには便通を良くする作用のあるソルビトールという栄養素も含まれています。
プルーンの優れたところはこうした便秘解消効果だけではなく、抗酸化作用をはじめとするさまざまな効果が期待できる点です。
例えば、豊富に含まれるポリフェノールは鉄分補給にもなり、貧血になりやすい妊娠期の方や貧血気味の女性にも大変良い効果が期待できますし、ビタミンA、ビタミンB2などは肌荒れにも効果的です。
このような万能でミラクルフルーツとも呼ばれるプルーンですが、ただ一つ食べ過ぎだけは要注意。
緩下作用と消費に負担がかかるため一度に大量にとると、下痢になる恐れがあります。自分の症状と照らし合わせ、少しづつ適量を見極めるようにしていくのがコツと言えるでしょう。

便秘とダイエットには関係あるの

せっかくダイエットしても思ったように体重が減らない。
それどころか肌荒れや体調不良になってしまうような場合があります。
こうした症状の原因の多くは便秘です。
ダイエットではどうしても軽い野菜中心の食事となり、栄養のバランスを崩しがちです。
栄養のバランスが悪いと体調が低下し、胃や腸の働きもまた弱まってしまいます。
特にダイエット時に好まれるトマト、きゅうり、レタスなどの野菜には食物繊維もあまり含まれていません。
食物繊維を多く含む根菜類やキノコ、海藻などを加えるなど献立に工夫することが大切です。
またダイエットでありがちな朝食を抜く、というのは最もよくありません。
朝食をとらないと胃腸はずっと休止したまま、便意を感じるきっかけや刺激がなくなってしまいます。
しかも一食分の食事の量が減るので便のボリュームが増えず、排出されにくくなります。
またダイエット中は十分な水分を摂取するようにしましょう。
水はどれだけ飲んでもカロリーはありませんので制限する必要はありません。
水分の不足は便秘を招きます。
特に朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲む習慣は腸を刺激する効果があります。 ダイエット効果を期待して安易に便秘薬を用いる人がいますがとても危険なことです、絶対に止めましょう。
便秘でもないのに便秘薬を常用すると腸が慣れてしまい。
いざという時に薬なしでは排便できなくなり、また必要な栄養素も排泄されてしまい栄養失調に陥ってしまう場合もあります。

オリーブオイルが便秘解消に良い

オリーブオイルが便秘解消に良いと言われています。
オリーブオイルにはオレイン酸という脂肪酸が豊富に含まれています。
αリノレン酸に比べてもオレイン酸は酸化に強く、健康の敵である活性酸素を除去する働きをしてくれます。
また悪玉コレステロールであるLDLを下げ、反対に善玉コレステロールのHDLを上げる効果もあります。
オレイン酸はなぜ便秘解消に有効なのでしょうか?
実はオレイン酸には小腸で吸収されにくいという特徴があります。
小腸で吸収されない分大腸を刺激し、ぜん動運動を促して便秘に有効に働くのです。
また大腸のインシュリン分泌を調整し、血糖を下げてくれるので結腸反射も促されます、さらにオイルですので潤滑油として腸の内部の滑りを良くするという利点もあります。
スペインやイタリアではオリーブオイルを直接スプーンで2杯程度飲むという健康法があるそうです。
日本人でもこれを習慣にしている人が増えているそうですが、直に飲むことに抵抗がある場合は、さまざまな料理に積極的に取り入れて活用しましょう。
ごく普通に炒め物のオイルとして使用したり、ドレッシングに入れたりする他、パンにバターの代わりに塗る方法も以外と新鮮で楽しい利用法です。
生に近い状態で利用する場合はやはりエキストラ・バージン・オリーブオイルが香りも良く、風味豊かなのでおすすめです。
このようにオリーブオイルは自然なかたちで便秘を改善し、健康を増進してくれる強い味方ですが、あくまでも油ですので、とりすぎには注意しましょう。

便秘に体に優しいオリゴ糖の働き

便秘の解消方法としてオリゴ糖が注目され始めてからずいぶん経ちますが、このオリゴ糖がなんであるか正しく理解している人は少ないように思えます。
オリゴ糖は炭水化物の一種、多糖類にあたります。
オリゴ糖そのものは低カロリーな甘味料であり、砂糖と比べてもカロリーは半分程しかありません。
オリゴ糖自体はほとんど吸収されることのない難消化性でありながらビフィズス菌の活性化をするなどの性質から、腸内環境の改善に取っては非常に重要な要素となっています。
オリゴ糖は自然の野菜やはちみつにも含まれますが、ごく微量なため通常食品に含まれているのは、たいがいが人工的につくられています。
甘味料にもかかわらずカロリーの吸収が少なくキャンディー、お菓子。
乳製品など多くの食品に用いられています。
ビフィズス菌はオリゴ糖を好んで食べます。
結果、多くのオリゴ等を摂ることで、ビフィズス菌が活性化され、悪玉菌が減り、善玉菌が増え、便秘、下痢、両方の症状が改善されるのです。
また一部ではオリゴ糖は余分なコレステロールや胆汁酸を吸収し、排泄することにも役だっていると言われます。
さらには糖質でありながらカロリーの吸収がほとんどないため糖尿病の治療にも用いられます。
医薬品や便秘薬の常用ばかりでは耐性を生じて、効き目が鈍くなるといった危険性があります。
オリゴ糖を食べてビフィズス菌を増やすという方法は体にも無理の無い優れた便秘解消法といえるでしょう。

初期の便秘に効くヨーグルトで便秘解消

それほど頑固ではないけれど便秘症状が続いて不快感があるようなら、ヨーグルトを試してみることをおすすめします。
健康な腸の状態と言うのは善玉菌が優勢になっている状態です。
ヨーグルトには腸内環境を整えてくれる善玉菌であるビフィズス菌を増やすために必要な乳糖が豊富に含まれています。
つまりヨーグルトを接種することで善玉菌を増やし悪玉菌を減らす効果があるのです。 腸内環境をゆるやかに整えてくれるヨーグルトですが、口から接種した乳酸菌の99%は死滅してしまいます。
便秘解消の効き目を期待するためにはヨーグルトの毎日継続的にとる必要があるのです。
ヨーグルトを食べることでせっかく改善した腸内環境も、食べるのを止めてしまうとまた元に戻ってしまい、便秘がさいはつしてしまいます。
一日に食べるヨーグルトは200〜300グラムが適量と言われますが、この量を毎日とり続けるのは以外とたいへんです。
料理やドレッシングに加えたり、便秘に効くフルーツ類、リンゴ、バナナ、あるいはきな粉などを加えて飽きのこないように食べる工夫が必要でしょう。
また、これら食物繊維を多く含む食品を加えることで効果も倍増します。
一石二鳥ですね。 ヨーグルトは購入したらなるべく早めに食べきるようにしましょう。
乳酸菌は空気に触れることで死んでしまい長期間保存には向いていません。
最近ではフレーバーや中にフルーツの入ったもの。個体、液体などさまざまなタイプが売られていますが、長く続けることを考えて、自分の好みに合うタイプのものを選ぶのが良いでしょう。
以前になったカスピ海ヨーグルトなどはクレモリス菌という特殊な菌が含まれ多少粘り気があるのが特徴です。

妊娠初期の便秘と生まれたばかりの乳幼児

妊娠初期の女性の便秘にはさまざまな要因が関係しています。
黄体ホルモンの分泌が盛んになることで腸の働きが悪くなる。
子宮が大きくなることで骨盤や腸が圧迫される。
体内の水分が子宮に集まることで便秘になりやすいなど、妊娠期間が進むにつれて症状もしだいに悪化してきます。
また便秘が原因で痔もになりやすく、逆に痔が悪化して便秘がひどくなるような悪循環に陥る場合もありますので要注意です。
妊娠初期ではまだそれほどお腹も大きくはないので、中期以降に比べると便秘になることも比較的少ないのですが、とはいえ普段から食生活に気をつけて食物繊維を多く摂るように心がけましょう。
お腹の子供をいたわるために極端に運動量を減らすことも便秘の原因の一つです。
自分の体調をうかがいながら適度な運動を取り入れることは便秘解消のためにも必要なことです。
ウォーキングや軽いストレッチ、腸の動きを適度に刺激するような運動を心がけるとよいでしょう。
また便秘になってしまった場合でも、妊娠期間中は強いマッサージやアロエ、ヒマシ油の成分が入ったものを摂取することは避けましょう。
特に浣腸やあまりお腹に力を入れるようなことは流産や早産に影響する場合がありますので充分気をつけましょう。
つわりで食欲も無く、しかも便秘に悩まされるようであればお医者さんに相談し、妊婦用に最適なお薬を処方してもらうのが良いでしょう。
状態に適した柔らかな効き目のお薬を処方してもらえます。

便秘がつらい子供と乳幼児

大人同様、乳幼児や子供でも2~3日以上便が出ないといったケースは良くあることです。
慢性的に便秘になっているような子供も以外と多いのです。
乳幼児の場合では、母乳には腸内環境を改善してくれるビフィズス菌が含まれているため、母乳で育てる方がミルクで育てるよりも赤ちゃんは便秘になりにくいと言われます。
乳幼児の便秘の原因としては、生まれつきの体質によるものの他、腹筋力が弱いために起こるもの、水分不足などが考えられます。
腹部のマッサージでも改善する場合がありますが、ベビーオイルを塗った綿棒で校門をやさしく刺激したり、水分不足であればジュースや薄い砂糖水等を与えると良いでしょう。
子供でも小学生くらいになると大人と同じ原因で便秘になることが多いようです。
特に食生活では不規則な食事を避け、野菜や食物繊維の多く含まれるものを食べさせるようにしましょう。
知らず知らずのうちにタンパク質ばかりが多くなり便秘になる場合もあります。ファーストフードやお菓子、レトルト食品などは便秘の他にも、栄養の偏りの原因になります。
またまれに学校では安心して排便できずに我慢してしまい、便秘になってしまう子供がいます。
こうした場合でも家庭では問題なく排便できます。こうしたケースでは、排便が決して恥ずかしいことではないことをやさしく教えてあげる必要があります。
子供の便秘は大人の責任です。
普段から食事の内容に気を配ることがなにより重要です。